転がる石、君に痛みが来る

バンド・ランタノイドの歌、ギター、結石担当佐々木によるブログ。

10B

Zaloudレコ発企画。朝もはよから(バンドマンにとって10時は早朝)bitにお邪魔した。トッパーのRaymondは9時半、Zaloudは8時半から来てたらしい。それに応えるスタッフもすげーや、と他人事のように思ってしまった。この時は。

すぐに対バンと顔合わせ。全部で11バンド。誰が言うわけでもなく円の形になるんだけども、だいぶ歪な形してたと思う。それぐらいの人数。でもやる。煌びやかなステージの前に空気清浄機がどどんと二つ鎮座。扇風機が全部で10台くらいフル稼働。でもやる。だからやる。不要不急と言われてから1年半ぐらい経ったわけだが、そろそろこっちも答え合わせがしたい頃なんだ。「本当に不要だし不急なんですかね?」当事者だからかもしれなけど、僕は音楽が不要不急だとは思わなんだ。音楽やってなかったらとっくに自殺してる。かといって周りの人が僕の自己満で死ぬのはつらい。そんな葛藤の中で、バンドマンは揺らいでいる。だから、できることは全部やって、その上で。やるしかないんだなって。

Zaloudはそういう覚悟の上でやったんだな。で、その覚悟にのっかれる人たちが昨日集まったんだな。そう感じずにはいられない1日だった。みんな不安だったと思う。誤解を恐れず言うけれど、「楽しい」だけじゃなかったような気がするよ。この状況で11バンドって数は。でも、会場内の至る所に貼ってある注意書き、トイレに貼ってあったニークラの直筆のメッセージ、お客さんに配られた携帯用の除菌アルコール、そして極め付けは対バンが楽屋に収まりきらんからって、新たに借りたゲストルーム。ビビった。

もちろん、全部が全部Zaloudが考えたことじゃなくてbitからの提案もあると思う。っていうか全部bitからの提案かもわからん。けど本当に重要なのはそこじゃなくて、いや重要かもしれないけども!「やるんだったらそれぐらい準備しよう」って結論に至った心意気の話を僕はしてるんよ。やめるのは簡単だけど、これだけされたら誰も文句言えないよ。近藤勇も言ってる。捨ててはならぬものは義理だって。だから応えなくちゃ。

結論。ものすごく気合いが入ったライブをして、力んでいつもより自分の声、出ず。あはは(笑い事じゃあござらんよ)。

 

9/5 @湘南bit セトリ

1.ゆとり

2.とべとべろまんず

3.男なら勝利の歌を

4.オーキードーキー

5.銀河鉄道の夜

 

ああ、芯が「太い」ってのはこういうこと言うんだろうなあ、とまざまざ見せつけられたぜZaloud。レコ発おめでとうでした。

来週はスリーマン。この勢いのままけっぱるべ。