転がる石、君に痛みが来る

バンド・ランタノイドの歌、ギター、結石担当佐々木によるブログ。

永遠に続くわけないけど

ワンマンの記事はちょっち時間かかりそうなのでまた今度。

 

2/23

 

やっとこさワンマン終わって間髪入れずに久しぶりの町田プレハへ。この日は半袖セミナー、白昼堂々踊レ人類も出演とのこと。期待に胸膨らませていたら楽屋に白昼のゴリさんしかいなくて、事情を聞いたら世間で流行ってるアレのせいだそうな。ウイルスくたばれよなー、とか思いながらトリまで出番を待つ。対バン全部見てたけれど、すごく濃厚なメンツで焦った。ファ◯クとマザーファ◯クのシャウトを否応にも浴びせられ「あれ?町田ってこんな感じだったっけ?」と苦笑する。「ファ〇クはすごく便利な言葉だと個人的に思うけれど、連呼されるとあまりに品がないよ」的なことを「雨の日は会えない、晴れた日は君を想う」でジェイク・ギレンホール扮するデイヴィスが言ってた。僕もそう思う。その後に半袖セミナーが「チャーハン」連呼していて、一気に心が軽やかになったので、お腹も満たされるし結局チャーハンが大正義。今後コーレスは全部チャーハンにしないか?俺もお前も。

ランタノイドはアンコールももらえて大変嬉しゅうございました。火炎瓶でも投げ込まれるかと思っていたのでライブ後はすぐ退散しました。いや、まあ冗談です。色々あるんですよ。ウチも。

 

2/27

 

tiny skunkにお呼ばれしたので新宿Live Freakへ。元々はZaLoudに繋げてもらった縁である。tiny skunkは昨年12月にワンマン、我々は2月にワンマンと、直近でお互い「経て」きたのですごく楽しみにしていた。少し早めに現地に着いたのだが、Live Freak近辺の新宿2丁目は「そういう」店がいっぱいあって、ということをあまり知らなかったので、周りの「店名」にひたすらビビっていた。一周回ってロックでさえあった。「ゴールドフィ◯ガー」とかね。なんか◯多いな、今日の記事。

対バンはtiny skunkが好きなバンドしか呼んでいないということで、なるほど確かに、と思える人たちばかり。控えめに言って最高だった。全バンド漏れなくよかった。特にVanamomoticが良かったなぁ。ギタボのはたのさんと少しお話したら、「さかな日記」の話が出てきて嬉しかった。アルバムも売れたし言うことなしだ。tiny skunkとは今後も仲良くしたい。

 

3/5

 

5/21のThank you & sorryとのツーマンの準備を進める。昼過ぎにプレハにチケットを受け取りに行った。キャロさんが表に出て待ってくれていたがどうも所在なさげにしていた。「学生イベントで事務所も埋まっちゃってて。外ですんませんね」と言う。ぜんぜん気にしてないので「全然大丈夫っす!むしろお休みの日にすんません」と素直に言った。「こっちこそ、わざわざすみません、来てもらって」「いやいや、こっちこそ」「じゃあ……」「はい、また」みたいな感じでプレハを後にした。

帰りにふと思いついてオーバーオールを買おうと町田の古着屋を巡る。親しい人々から口々に「似合うとおもうよ」とお墨付きをいただいていたのだ。とはいえ初めてオーバーオールを買うので、昼飯を食いながら色々検索していた。サジェスチョンに「オーバーオール 男子 ダサい」が出てきて少々テンションが下がる。自分がこれから好きになろうとしているものを、頭ごなしに否定された気分になってすぐさまスマホをポケットにしまった。自分の悪口はいい。まあいいんだ。でも、僕が好きなもの、好きになりかけたものを、そんな風に言わなくたっていいじゃないか……。

これだからインターネッツは……とぶつくさ言いながら、一度は折れかけた心を奮い立たせ目当ての古着屋に入る。ブルーの生地に白の縞々が入ったオーバーオールが目に止まった。W44って書いてあるけど、これはサイズのことだよな。それともそういう専門用語だったりするのか。わからん。ええい、ままよ!(となるまでリアルに30分ぐらいかかっていたと思う)で試着室に駆け込む。

「ダサい」「業者の人みたい」

さっきみたインターネッツ罵詈雑言が頭をチラつく。うるせえ。ズボッと足を入れて肩紐をかけた。

鏡には「パン屋個人経営30歳の男」が映っていた。

が、それ以上でもそれ以下でもなくもはやそのものだったので「焼き立てのパンありますよぉ〜」って心の中で呟きながら即購入した。パン屋のバンドマン。いいじゃないか。朝仕込んだフランスパンを、客の口に突っ込んでやれ。おみまいするぞ。

そんな経緯で激しく疲れたが、着心地は最高だったので「パン屋」として今後生きていく覚悟を決めたのだった。

 

3/6

 

ワンマン後の初湘南bit。「着られてる感」を無くすために昨日買ったばかりのオーバーオールを身につけて出陣。遊びに来ていたみよし君が「前から似合うと思ってたんですよ」と笑っていた。パン屋好評である。

この日はトップバッターのCAFUNÉLから最高だった。金管楽器入りの生バンド編成大好き。ドラム上手すぎ、歌もすき!って感じで即アンケート記入した。GOENDzはハプニングもあったみたいだけど、気合い入ってる時のGOちゃん(気合い入ってない時ないけど)はほんとうに好きなんだ。嘯く雨も変拍子とメロディーのバランスが気持ちい。そして京都から来たpleetzはレコ発おめでたい!ベース弾きながらピアノ弾いて歌うってナニ?って口あけたまんま見てた。さかな日記は相変わらずの世界観でひたひたになりました。

僕はというと花粉で喉がやられまくっていて「Aに寄せて」がちゃんと歌えず。あげくの果てに「こころ」で酸欠になって意識が飛びかけた。

終演後はアルバム3枚売れました!ほんとにありがたきことです。

 

 

いやぁ、幸せだけど、幸せだけじゃないのよね。こんな日々が永遠に続くわけないので。遠くのようで、近くの戦争を思いながら、そんなことを思うのでした。