某日
毒を吐きたくなるー!!つらいー!!という精神状況から脱却する為に「おふろの国」に行った。スパ銭はたくさんあるけれど、結局ここに帰ってくるんだ。なんといっても国だからよ。
熱波チケットを購入。17時から井上さんの熱波がはじまる。水風呂で体をキンキンに冷やし、いざサ室。井上さんが延々と喋り続ける。周りの反応を見るに、初めて参加する人も多いようだ。
「みなさん、今気持ちが一つになってます。井上、早く熱波をくれ。そうでしょう。それでいいんですよ。ですがね……」
流石のトーク力。この頃には熱気でもう何も考えられなくなっている。そうなるまで井上さんはひたすら喋り続ける。そしてついにその時が来た。
カリカリに焼いた熱波ストーンに特選アロマ液が注がれる。ドシャアアア、という音とともに、サ室が熱気で満たされる。そして煩悩の数、108回の熱波が我々の体に突き刺さる。熱い。痛い。呼吸がしづらい。でも気持ちいい。念の為言っておくが別にマゾだからではない。
熱波終了とともに拍手が自然と湧き出てくる。サ室を這い出て、すぐに露天で体をリラックスさせた。
すると、どうだろう、
めちゃくちゃ簡潔に、かつ、極限まで語彙力をなくして表現すると、
"世界”と
”つながる”のだ。
帰りにスタンプを貰って、揚げたてのポテトフライ食って今日は退散。最高の一日だった。
某日
上島竜兵さんが亡くなったらしい。衝撃。子供の頃からテレビで見ていたから、なおさらつらい。
死、というのは受け入れようとすると一気に心が壊れる。親しい人ならなおさら。時間が解決してくれるけれど、それがいつになるかは人それぞれだと思う。
身内が亡くなった時なら通夜や葬儀の準備に追われているうちに自然と受け入れられるようになる。むしろその為にあるのだと思っているぐらいだ。でも、芸能人とかは違う。直接関わりがない僕ら一般人の方が、あれこれ想像してしまう分、心を蝕まれることも少なくない。
……なんて偉そうに書いてみたが、明確な解決策はない。今日はとことん悲しむことにする。
幸せになる為のルーティンをいくら抱えていても、時折訪れる不幸の図体がデカすぎて、最近は全然釣り合わないよ。