転がる石、君に痛みが来る

バンド・ランタノイドの歌、ギター、結石担当佐々木によるブログ。

うれしい! たのしい! 大好き!(寒いのでやけくそです)

17日

 

じいさんの一周忌で久しぶりに家族と会う。実家を出てからもちょくちょく会っているけれど、なんだかんだ言って、家族は大事だよなぁ特別だよなぁと、思う。何気なく母の歳を聞いて切なくなった。

じいさんは生前、だらしない僕をひたすらに叱る人だった。最後に贈られた言葉は「タバコはやめろ」だった。自分が癌でしんどい時も、常に周りのことばかり考える人だった。葬式に親戚は来なかった。「コロナで大変だから、俺が死んでも東京に来るな」と口すっぱく言っていたそうだった。

タバコを吸うと、今でもじいさんの怒り顔が浮かぶので、やめなきゃと思う半分、怒ってくれる人がいることにどこか安堵する天邪鬼な僕がいる。そして、今日も次のタバコに火をつける。

 

23日

寒いのでついに毛布を一枚出した。16時からこばさんと予定があったので、14時過ぎまでたっぷり寝た。5度寝ぐらい。脳裏にこびりつく変な夢。「さっきまで見てた 夢の続きが気になって」とはならない。15時半にバイクに乗り込む。こばさんと二人乗りだ。家の中より外の方が幾分暖かい。が、少しでもバイクのスピードがあがると縮み上がる。前述した「予定」は今は明かせないのだけど、バンドの先行きを占う「予定」なので詳細はいずれまた。

予定終わってから中島家でチャーシューメンをいただいたが、この日のスープの出来がよすぎて悶絶。こばさんと「年一クラス!」と興奮しながら帰路についた。

 

24日

機械男(と書いてメカニックマンと読む)の企画に参戦。ありがたいことに、オープニングムービーに一枚噛ませてもらう。メンバーそれぞれがヘンテコな格好を考えて撮影。それをギターの内田さんに送って編集してもらい、出来上がったのがあのギャルゲ風ムービーである。内田さんから「みんなアフレコが上手い!」とお墨付きをいただく。ランタノイド、なぜかコンデンサーマイクまで使って声を収録する気合の入れっぷりを発揮。

トッパーを任されたからには、という心持ちでライブには臨んだ。イベントのトッパーは良くも悪くも、その日の基準となることが多いような気がするので、そこそこ練習を重ねて挑んだ。終演後の反応を見るに好評だったみたいで少しホッとした。自分でも不思議なぐらいMCがスムーズだったのは、他でもない機械男のおかげである。自分たちの曲と、「メカ」を掛け合わせることで、良い流れが生まれたような気がする。こんなこと喋れるんだ。という気づきを得たのでどんどん人類をやっていく。はい。

 

27日

iphoneの画面がついにバキバキに割れてしまい3700円の出費。給料日前に金を使うイベントはやめてほしい(合宿前に「夜ふかし気味」を引いた気分)。銀座のApple storeはいつも人でいっぱいで……っていうか客よりスタッフの方が多い。みんな自分のニックネームを書いた紙を首からぶら下げていて、そのネーミングセンスに笑ってしまう。チラッと見えた本名とあまりにもかけ離れた印象を放つニックネームの人に対応してもらって、無事に修理完了。帰りにはなまるうどんで、かけ中をいただいた。